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4.1.1 水素水は移植腎症を予防

学術雑誌名:
Kidney Internatonal, (2009), p1〜9
表題:
Oral hydrogen water prevents chronic allograft nephropathy in rats.
(飲用水素水は、ラットの腎移植後の慢性移植腎症を予防する)
著者:
中尾篤典、他(所属機関 ピッツバーグ大学外科スターツル研究所他)

概要:
活性酸素種がひきおこす組織障害は、腎移植後におこる慢性移植腎症の原因のひとつに数えられている。 水素は活性酸素種を取り除く働きをすることから、われわれは水素水の飲用が慢性移植腎症の諸症状を改善すると仮説をたて、実験を行った。
ラット腎移植モデルとして、LEWラットからBNラットへの同種異型(アロ)の同所性の移植を行った。 レシピエントの腎臓は両側とも摘出した。
水素水(水素濃度>0.8 mM)または通常水をレシピエントに手術当日から150日間、飲用水として与えた。
通常水を与えた動物では、慢性移植腎症の結果として、クレアチニンクリアランスの低下とタンパク尿がみられ、徐々に腎機能が低下した。
一方、水素水を与えた群では、慢性移植腎症の進行は緩やかで、移植腎機能は良好に保たれ、生存率も改善した。

水素水は酸化ストレスによる組織障害を軽減し、炎症反応も抑制した。さらに、水素水を与えた動物では、炎症に関与するMAPKカスケードのリン酸化が通常水にくらべ抑制されていた。

これらのデータから、水素水の経口摂取は、抗酸化作用と抗炎症作用を有し、ラット腎移植後の慢性移植腎症に効果的であった。
水素水は、臨床腎移植においての実用的な治療法となりうるであろう。

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4.1.2 水素水を透析液に加え腎透析患者に対する臨床効果を検討

学術雑誌名:
Nephrol. Dial. Transplant., (2010) 1of 8 doi: 10.1093/ndt/gfq 196
表題:
A novel bioactive haemodialysisi system using dissolved dihydrogen(H2) produced by water electrolysis: a clinical trial
(水電気分解によって製造した分子水素溶解水を用いた新たな生物活性透析システム:臨床試験)
著者:
Masaaki Nakayama et al.(東北大学医学部他)

目的:
慢性炎症を持つ患者の透析の予後は芳しくない。分子水素は酸化ストレス及び炎症による障害を軽減する事が報告されている。本報では高濃度の分子水素(H2)を加えた透析液の臨床効果を検討し新たな透析システムを開発する事を目的とした。
方法:
電気分解法により作成した高濃度の水素(H2)(平均 48ppb)を含む透析液を安定化している21人の患者に対して通常の透析液から切り替えて週3回、6ヶ月間実施した。
結果:
試験期間中臨床的な副作用は認められなかった。透析期間の前後で収縮期血圧(SBP)は有意に減少し、140mmHg以下になった。透析変数は最小となり、血漿中の好単核細胞蛋白1及び酵素のmyeloperoxidaseは有意に減少した。この結果から、透析液に水素を加える事により炎症反応を改良し、血圧を改善する事が明らかになり尿毒症の新たな治療法を提供する事ができた。

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4.1.3 水素豊富食塩水は腎臓の虚血 -再環流障害を予防する

学術雑誌名:
J. Anesth.18 May 2010 doi: 10.1007/s00540-010-0942-1
表題:
Hydrogen-rich saline solution attenuates renal ischemia-reperfusion injury
(水素豊富水は腎臓の虚血―再環流障害を改善する)
著者:
C. Shingu et al(大分医大)

目的:
急性腎障害の重要な原因である虚血―再環流障害は腎移植を含む種々の手術、腎動脈の血行再建術、腎の部分摘出、副腎動脈瘤等において避けることができない要因である。分子水素(H2)は細胞傷害性の活性酸素を抑制する作用が知られている。ラットを用いて水素水投与による腎臓の虚血―再環流障害発症抑制を検討する。
方法:
水素ガス吹き込み法によって作成した水素豊富水を静脈投与により腎臓の虚血―再環流後24時間与えて、対象に用いた水素を含まない精製水と比較した。電子顕微鏡による病理学的な評価並びに血清中の8-OHdG(活性酸素による産物)の測定を実施した。
結果:
通常水を与えた群では虚血―再環流によって反対側の血漿単核球の化学誘因性protein-1、メチルグリオキサルや血中尿素体窒素等が有意に上昇し、病理解析においても糸球体吸着、心臓の線維化、ED-1陽性細胞、ニトロチロシン染色等が腎、心臓で認められた。一方、水素水投与群ではこれらの変化は有意に抑制された。これらの結果から、電気分解によって精製する水素水を自由摂取させることにより、慢性腎臓病モデルラットの虚血―再環流による、腎・心臓障害が予防されることが示唆された。

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